アドベンチャー in Natureの6月プログラム報告

 アドベンチャー in ネイチャーチームの6月プログラムは滋賀県の湖南にある金勝山(こんぜやま)へ、トレッキングに出かけました。
 今回のプログラムでは、山をただ歩くだけではなく、いくつかの目的を持ってプログラムに臨みました。まず、チームのみんなで広場にあつまり、担当のリーダーから地図の見方(読図の基礎)を学びました。国土地理院が発行した地形図を今回トレッキングする部分のみコピーしてグループに配り、等高線、地図の南北、地図中の距離などの説明を行いました。等高線はまだ小学生には難しいかもしれないので、標高の高い順に色鉛筆で色分けをして地図を分かりやすく加工してみました。これから歩く山の高さや尾根(おね)や谷の地形をグループのみんなで確認することができました。
 そして、いよいよトレッキングです。先ほどリーダーに聞いた地図の見方をグループで歩きながら確認してもらいました。登りはじめの地点は分かれ道が多く、現在地の確認に手間取りました。川の流れ方、道の曲がり方、道がどの方角に延びているのかをコンパス(方位磁石)や地図で確認しながら、現在地を特定しトレッキングを進めていきました。また、地図上の記号の意味をリーダーから教えてもらうなど、一日を通して地図の見方や読図を学ぶことが出来ました。
 金勝山(こんぜやま)一帯は金勝アルプスとも呼ばれており、標高が低いながらもアルプスのような起伏に富んだ地形の山です。子どもたちには、起伏(岩場あり沢あり)に富んだ地形での歩き方を理解してもらいました。グループでの様子は、上級生が他の子どもたちに登り方や岩場の通り方などを教え合たりする姿がみられたり、お互いにみんなで励まし合いながら登る様子を見ることが出来ました。まだ初歩の段階ですが、トレッキング(山登り)を行う中で、グループの仲間を意識して行動できるようになったり、積極的にグループの仲間と関わりを持てるようになったと思います。
 今回のプログラムでは、朝方に少し雨が残りましたが、現地に着いてからはとても良い天気となりました。適時、水分を補給しながらトレッキングを続けましたが、往路の時点で水筒の水を飲み干してしまったお子様もおられました。気温が上昇することが予想されていたので、各グループのリーダーに予備の水を持たせていたので、最後まで子ども達に水分補給することができました。初夏の良い季候の中で楽しくプログラムを進めることができたと思います。

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