わくわくアクションクラブの6月プログラム報告

 わくわくアクションクラブ6月プログラムは、びわこ地球市民の森(守山市)にて実施しました。
 今年度初めての各駅での集合・公共交通機関への乗車になりました。乗車前にリーダーから「黄色い線の内側にいる」「リーダーの近くにいる」「お話するときは小さな声で(コロナ禍ということもあり、車内での会話は控える)」というお約束を伝えていましたが、その約束をしっかり守ることができていました。バス停から公園まで10分ほど歩いたのですが、そこでも大きな荷物を持ちながら、交通ルールを守り安全に歩くことができました。
 今月のプログラムでは「見つけた自然の特徴に気付こう」「自分のグループのリーダーを覚えよう」を目標にプログラムを行いました。公園に到着してからはさっそくプログラムが始まります。前回も登場したチームのキャラクターのあくちゅんから「大切な宝物をなくしてしまって…自分でも探したけど広い公園の中ではなかなか見つからないからみんなにも見つけるのを手伝ってほしい!」とお願いされ、宝物探しのお手伝いをすることになりました。各グループにあくちゅんがなくしてしまった宝物をビンゴのように配置したフィールドビンゴ用紙を配布し、それをグループのみんなで探します。内容は「落ち葉を踏んだらどんな音?」「鳥の声を聴いてみよう」「木の実を探そう」「ふわふわの葉っぱを探そう」「ギザギザの葉っぱを探そう」「ヨモギの葉っぱを探そう」「手のひらサイズの葉っぱを探そう」「お花を5つ見つけよう」「グループでポーズを決めて写真を撮ろう」の9つでした。今月の目標の他に、今年度の自然面での年間目標である「五感で自然とふれあい、自然に興味を持とう」の『五感』も意識した内容を設定しました。
 グループそれぞれに公園内を散策し、9つの宝物を見つけていきます。散策スタートしてすぐに「リーダー見て!」「お花があるよ!」「バッタがいたよ!」とリーダーやお友だちに大きな声で伝える姿が見られました。初めはただただ「花」「葉っぱ」「虫」のように見つけたものを報告していた子どもたちも、リーダーと一緒ににおいや触り心地、大きさなど1つの自然の様々な特徴に目を向けることを繰り返していくことで、子どもたちの方から「この葉っぱはふわふわしている」「この葉っぱはすっぱいにおいがする」「あじさい、いいにおい!」などいろいろな発見を伝えてくれるようになりました。中には、ふわふわの葉っぱには小さい毛が生えていると気付いた子もいました。探索中にエノコログサ(愛称猫じゃらし)を見つけ、「濡らしたらどうなるんだろう?」と疑問に感じ、実際に濡らしてみたグループもありました。
 お昼ご飯の前にはチーム全体で遊ぶ時間を取りました。グループのお友だちと手をつないでリーダーを追いかけ、捕まえる鬼ごっこをしました。お友だちと手をつないで走るのが難しく手を離している子もいましたが、出来るだけ離さないように気をつけたりスピードをグループのお友だちと合わせようとしてみたりする姿も見られました。広場で思いっきり走ることができ、体力も発散させた後にお昼ご飯を食べました。
 おいしいお弁当を食べた後は、午前中の続きをしました。午前中には見つけられなかった宝物を探します。お友だちやリーダーとお話しするのが大好きな子どもたちですが、音を探すときには、口を閉じ、耳を澄ませていました。鳥の声を聞いた後実際に鳥の姿まで見られたグループもありました。宝物を見つけると本部のリーダーからシールをもらえ、それを集めると「とけいだいのした」という謎の文字が現れました。実際に時計台の下に行ってみると、あくちゅんから宝物を探してくれたお礼のあじさいのシールがありました。そのシールは名札やフィールドノートなどそれぞれ好きな場所に貼って喜んでいる姿が見られました。初めはグループのリーダーの名前を憶えておらず「リーダー!」と呼んでいた子も、1日通してたくさんリーダーの名前を呼んだり聞いたりしたことで、帰りにはしっかり覚えて自分から「○○リーダー!」と呼んでいる姿が見られました。
 前日は雨でしたが、プログラム当日は青空が広がり暑い1日になりました。外で1日遊んだので帰りは疲れている子も多く、バス車内では寝ている子も多くみられました。

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