アクティブ・ネイチャー・フレンズチームの7月プログラム報告

 アクティブ・ネイチャー・フレンズチームの7月プログラムでは、滋賀県栗東市にある九品の滝(くぼんのたき)をめざして歩くプログラムを行いました。九品の滝は穴口川の上流にあり、総高約20mの滝です。湖南地域最大の滝で、下流には田園地帯が広がる場所です。
 今月のプログラムでは「困っているお友だちに気づき協力することで仲を深め、グループ意識を持とう!」と「滝の自然を全身で感じて、魅力を見つけよう!」の二つを目標に掲げ、プログラムを行いました。雨が心配される中でのプログラムでしたが、雨に降られること無くプログラムを行うことができました。
 草津駅で全員集合し、路線バスに乗り、大野神社前のバス停まで行きました。バス停に到着するとぽんくんリーダーからアクティブ・ネイチャー・フレンズの新しいお友だち「らっくん」(たぬきのような見た目です)の紹介がありました。その「らっくん」から子どもたちにあるお願いが伝えられます。らっくんは九品の滝までの道中に8月プログラムで子どもたちが作るグループの看板の材料の引換券を落としてしまったようです。その引換券をグループみんなで力を合わせて見つけてきてほしいというものでした。ぽんくんリーダーから、落とした場所のヒントをもらい、全員でかけ声をしてグループごとに九品の滝に出発です。大野神社前のバス停から九品の滝までは片道約2kmあります。道中は田園地帯の道を歩き、滝を目指します。滝までの道ではカエルやトンボなどの様々な生き物を見つけているグループが多く見られました。草笛をしているグループもあり、多くの自然に触れあいながら滝まで歩きました。また、グループで歩く順番を考えたり、ペアを作って自己紹介をしたり、らっくんの落とし物がどこに落ちているかみんなで考えたりし、グループで力を合わせて滝までを歩いていました。道中、遅れているお友だちがいたら待ったり、疲れているお友だちがいたら「がんばれ」と応援したりする様子も見られました。そして無事にらっくんの落とし物をすべて回収し、滝に到着することができました。滝に到着すると子どもたちからは「めっちゃ涼しい」、「滝の音がすごい」、「涼しいからずっとここにいたい!」など、滝に対しての子どもたち自身が感じたことの発言が多く見られました。前日までの雨の影響で滝の水量が増しており、迫力のある滝を見ることができました。昼食を食べた後は出発まで少し時間があり、それぞれのグループで過ごす時間でした。滝からの水が流れる川に入っているグループが多く、子どもたちは滝から流れる川の水を楽しんでいました。バス停までの帰り道では見つけた生き物などの自然について振り返りをしたり、8月プログラムで作る看板をどんなものにするか考えたりしながら歩きました。バスに乗り、草津駅に到着後は7月のお誕生日のお友だちをみんなでお祝いしました。お誕生日のインタビューでは「行ってみたい場所」について子どもたち思い思いの場所を発表していました。そして今月のぽんくん賞(グループ内で一番助け合いができたグループに贈られる賞です。)の発表も行いました。今月は、ハイキング中に最も積極的にお友だち同士で励まし合い、グループで力を合わすことができた、あすグループが受賞しました。
 3回目のプログラムということもあり、グループのお友だち同士、共通の話題で盛り上がっている場面や発見したことをお互いに教え合う場面といった、グループのお友だちと接する機会を多く見ることができました。
湿度が高く暑い中ではありましたが、元気に歩くことができ、また滝の魅力やグループのお友だち同士で力を合わすことができたプログラムでした。

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