わくわくアクションクラブの7月プログラム報告

 わくわくアクションクラブ7月プログラムは、烏丸半島湖岸沿い(草津市)にてザリガニ釣りを実施しました。
朝、駅で集合したときから「ザリガニ釣るの得意やで!」「ザリガニ釣り楽しみにしてた!」と目を輝かせたお友だちたちの姿が見られました。今月も、電車とバスを使った移動でしたが、交通ルールをしっかりと守ることができました。
 今月のプログラムでは「生き物の生態や特徴に気づこう」「リーダーを通してお友だちとお話しよう」を目標にプログラムを行いました。琵琶湖沿岸に着くと、ザリガニ博士のザリーさんとなびがに(ザリガニのキャラクター)がやってきて「博士の研究がうまくいかないから、みんなに手伝ってほしい!」とお願いされ、ザリガニについて調査することになりました。「もちろん!」「博士のお手伝いする!」とやる気十分な子どもたちに博士からエサと網を渡されます。その後、各グループに11個のクイズ(ザリガニの特徴を知ることができるものや観察することで答えがわかるもの)が書かれた紙も配布されました。
 グループの時間が始まると、グループみんなでザリガニの釣り方や住んでいる場所を考えました。「ザリガニって岩場の暗いところにいるんや!」とザリガニのことを知ることができたことで、釣りへの意気込みはさらに上がりました。釣りを始めると「リーダーここにいた!」と逃げないようにこっそりとリーダーに伝えるお友だちがいたり、「ザリガニ見つけた!」とグループ全員を呼ぶお友だちがいたりと、グループ全員で行動しザリガニを探している姿が見られました。このように、グループでの活動を通して「みんなで協力したら釣れる!」「釣り上げるときはゆっくり!」とお友だちに向けた発言も見られ、お友だち同士の関わりも少しずつ増えてきました。あともう少しのところまでザリガニを持ち上げることができたお友だちは「網を貸してほしい!」「みんなもう少しで捕まえられるかも」とグループお友だちに声をかけることで、みんなで協力することができました。
 お昼ご飯の前には付近の公園に移動して、午後から釣りが上手くいくようにと、ザリガニダンスを行いました。リーダーの動きを真似してザリガニになりきり、ニコニコした表情で楽しんでいました。身体を動かすことで体力や気持ちを発散させた後にお昼ご飯を食べました。
 お昼ごはんを食べた後も、ザリガニ釣りを再開しました。「ザリガニさん出ておいでー」とみんなで声を揃えてザリガニを呼んでいたグループや「たくさん釣るぞ!おー!」と気合い十分なグループなど、どのグループもチームワークが高まった様子でした。残念ながら子どもたちはザリガニを釣り上げる事ができませんでした。ですが、本部リーダーが釣ることができたので、ザリガニクイズではリーダーが捕まえたザリガニを観察しました。少し怖かったようですが勇気を出してザリガニを触り、「ザラザラしている」とリーダーに感じたことを伝えることができた子もいました。リーダーは「〇〇ちゃんはザラザラしているって感じたみたいやけど、みんなはどう思う?」とグループみんなに伝えると、他の触ることを躊躇していたお友だちが触ることに挑戦する姿や、「ほんとや!ザラザラや!」とリーダーの声かけを通してザリガニの触りごこちに気付く姿も見られました。ザリガニ釣りが上手くいかなくても、実際にザリガニに触れ、足の数を数えたり観察したり、クイズに答えたりしていろいろな発見をしたことで、ザリガニの様々な生態に気付くことができました。さらに、ザリガニの殻やタニシ、ヤゴの抜け殻などを見つけては「〇〇見つけた!」とグループのリーダーに伝える姿も見られました。そのような発言をグループ全体に広げることで、みんなで観察することができ、ザリガニ以外の生き物にも興味を持つことができました。
 天気が心配されましたが、プログラム当日は青空が広がり暑い1日になりました。帰りのバスに乗るとすぐに大雨となりましたが、遊んでいる時間は晴れた天気のなかで活動することができました。
来月は水遊びのプログラムを行います。自然の中で水にふれあい、潜ったときや浮かんでみたときの感覚、水が流れる音など、様々な五感を使って活動をしようと思っています。来月も皆さんと元気にお会いできることを楽しみにしています。

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