わくわくアクションクラブの10月プログラム報告

 わくわくアクションクラブ10月プログラムは、道の駅あいとうマーガレットステーション(東近江市)にてコスモス観察を行いました。後期の活動がスタートし、新しいグループへ再編成をして初めてのプログラムでした。
 今月のプログラムでは「五感を使って気付いた花の特徴を表現してみよう」「グループリーダーのことを知り、そのリーダーをきっかけにして自分の思いを伝えてみよう」を目標にプログラムを行いました。
久しぶりに各駅での集合となり、近江八幡駅からは貸し切りバスに乗車して現地まで移動をしました。バスでは新しいグループのリーダーや子どもたち自身による自己紹介を行いました。子どもたちが自己紹介をした後には「みんなで名前を呼んでみよう!」とグループのお友だちとみんなで楽しくお話しをしていました。さらに、しりとりなどのゲームをしてお友だち同士で関わるきっかけを作りながら楽しく移動することができました。
 現地に到着すると、強い風が吹いていましたが、時間が経つにつれて青空が見えるようになり、太陽の暖かさを感じながら活動することができました。着替えの服を重ねて着るなどして体温調節をしながら活動しました。
 はじめに芝生に集合し、リーダーからあるお話を聞きました。それは「コスモス畑に住んでいる妖精さんがみんなに会いたいと言っていること。」しかし、妖精さんは花のことをたくさん知っている人の前にしか姿を見せられないとのことでした。そのため、グループでコスモスを観察して気づいたことを描いて作る箱をプレゼントすることになりました。子どもたちは「妖精さんに会いたい!」とコスモスのことをたくさん知ろうと意気込んでいる様子でした。
 午前中のプログラムではコスモス畑に行って花の観察を行いました。観察を通して、新しい発見をした子どもたちやリーダーからの発言をきっかけにしてグループ全員で花の観察を楽しむことができました。「花びらは何枚あるかな?」や「コスモスの種はどんな形?」といったクイズの答えを予想してから観察を行ったことで、コスモスについてより深く知ることができました。「花びらの色は真ん中が濃いね」「下から見たら扇風機みたい」など観察して気づいたことをリーダーやグループのお友だちに伝える姿も見られました。コスモス畑の中をたくさん歩き、探検も行いながら落ちている花を拾っては「これがお気に入り!」といろいろな方向からコスモスの様子を捉えていました。
 コスモスの観察をしたあとは、お昼ご飯の時間です。ご飯を食べた後は小さな丘に行って自由に遊びました。丘の上を転がって遊んだり、リーダーのところに走っていてハイタッチをする遊びをしたりと体を動かして楽しんでいました。
 お昼ごはんを食べた後にはお花摘みをするために再びコスモス畑に向かいました。グループで花を摘む順番を決めて、お気に入りの花を探しました。「たくさんお花が咲いているからこれにする!」「ピンク色がかわいい!」と自分で選んだ花をリーダーと一緒にハサミを使いながら摘み取ることができました。お花摘みの後には妖精にプレゼントする箱の制作に取り掛かりました。この箱は、コスモスを観察した様子を一人一枚の紙に絵を描いて貼り付けて作るというものでした。グループで上下や横からコスモスを見た様子を役割分担し、絵を描きました。「ピンクのペン貸して」の一言が最初は言えなかった子も、リーダーの働きかけをきっかけにして自分でお友だちに伝えられている姿も増えてきました。最後には箱にイラストを貼り付け、箱の一番上には上から見たイラスト、横には横から見た様子といった実際の花と同じように箱をみることでコスモスが再現された箱が完成しました。
 振り返りの時間には午前中に行ったコスモスクイズの答え合わせなどを行うことで、コスモスについて知ったことを再度確認することができました。最後にはコスモスのことをたくさん知ることができた子どもたちの前に妖精が恥ずかしがりながら登場しました。そこで作った箱を妖精さんに見せたり、みんなで最後のコスモスクイズをしたりしました。子どもたちは妖精の「みんなに会いたかった!お花のことをたくさん観察してくれてありがとう!」と嬉しそうな様子を見てとても満足した表情をしていました。
今月からグループが変わって、話したことがないお友だちもいましたが、一緒に活動を楽しむ姿が見られました。新しいリーダーのこともたくさん知ることができ、「また来月も楽しみ!」「私のリーダーは◯◯リーダー!」とグループ意識も芽生えたお友だちもいました。

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