セント・アンデレ・クロス(7)
滋賀県の外国人の人口が41,475人と4万人を超えました(2024年12月発表)。
日本政府は労働人材を補うために外国人を受け入れていたのが、制度を変えることで日本
に永住または長期に滞在することができ、またビザによって家族を帯同できることも可能
になりました。
しかしそこには言葉と文化の壁が立ちはだかっています。
日本語を学ぶ外国人の若者と話すと、本当に日本が大好きで日本にあこがれてきたと目を
輝かせて話してくれます。私たち日本人がそういう彼らを心から手を広げて愛をこめて迎
えているのかを問わねばなりません。
彼らには言葉と文化の壁の上に社会の壁があります。
社会はこれから「ともに生きる社会」に変わらなければなりません。
隣に住む方、同じPTA役員、人生のパートナーとなる等、お客さんではない、
同じ仲間になることを考えてゆける日本人にならなければなりません。
総主事 久保田展史