「滋賀YMCA総主事就任にあたって」

 1950年に彦根の地にYMCAが生まれてから来年で70年を迎えます。滋賀の彦根の地でクリスチャンの青年たちの情熱によって出来上がった彦根YMCAに、ヴォーリズが生み出した近江八幡でのYMCAの活動が加わって現在の滋賀YMCAを形成しています。長い歴史を持つ近江の国に脈々とクリスチャンの若い情熱が引き継がれ、現在も地域に信頼をいただけるYMCAの活動が続いています。

 この度 新たに滋賀YMCA総主事として就任いたしました。これからのYMCAの活動はここまでの歴史や会員の皆様の思いを大事にして、今までにも増して「子どもの成長・青年の成長」「地域社会への貢献」「所属することに誇りを持てるYMCA」となるべく活動を展開いたします。「子ども達の成長」では体育活動・野外活動・音楽教育・国際教育などを通して子ども達の成長に寄り添う活動を展開し、内容がより魅力的になるように努力してゆきます。特にこの4月より新たに学童保育を開校いたしました。この活動が子ども達の豊かな成長にかかわるように発展させてゆこうと考えております。「青年たちの成長」ではボランティアの場を広く提供し、そこにかかわる青年指導者たちがより広く社会の課題に対して目を向けられるようなチャンスを作ってゆきます。そのことによって将来平和な世界を支える人材として彼らの成長を支援します。

 近年では広い土地を利用して大きな工場地ができ、そこに多くの外国人の方々が雇用されています。このように、これからの日本は多くの外国人労働者に働きを担っていただかねば成り立ってゆきません。彼らが心地良く生活でき、この国を支えていただくためには私たちも彼らとともに生き、互いに理解しあいながら豊かな社会を共に作ってゆくという意識を持たなければなりません。異文化と出会い認め合い、それらを尊重して共に生きてゆくという課題が私たちの前にはあります。

 「地域社会への貢献」は、これらの外国籍の方たちとの交流を作り出しより良い環境を築く働きや、重い病気と闘う子どもたちや障害を持つ子どもたちを支援する働き、働く女性や母親の支援、子どもや青年たちが生きる命に気づきそ生命を大切に思う心を育むことに力を入れたいと考えています。そのことによって広くYMCAの思いが広がり、地域になくてはならない働きのできるYMCAとして改めて成長し、「所属することに誇りを持てるYMCA」となることを目指します。どうぞよろしくお願いいたします。

<略歴>久保田展史(くぼたひろし)
1959年大阪生まれ大津市在住。所属教会:日本聖公会大津聖マリア教会。最終学歴:同志社大学大学院総合政策科学研究科博士課程前期終了・修士。資格:日本 YMCA 認証主事、日本 YMCA キャンプディレクター 資格、キャンプ協会キャンプディレクター資格、国内旅行業務取扱管理者資格。賞罰:2003年京都市生涯学習推進者表彰、2017年京都市社会福祉協議会・社会福祉事業奉仕活動表彰、2018年京都府青少年健全育成功労者・知事表彰。趣味:ゲレンデスキー、カヌーツーリング、園芸など

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