フレンドシップドールネットワーク滋賀 2025年度総会
8月22日(金)、フレンドシップドールネットワーク滋賀の2025年度総会を、ヴォーリズ学園ハイド記念館にて開催しました。
フレンドシップドールとは、1927年にアメリカの宣教師シドニー・ギューリック氏と日本の渋沢栄一氏の呼びかけで始まった人形交流です。子どもたちの間に国境の壁をつくらないようにとの願いから、日本へは約1万2千体の人形が贈られました。戦争により多くは失われましたが、心ある人々が守り抜いた人形が各地に残されています。
滋賀県にも4体が現存しています。戦後はギューリック氏の孫夫妻によって新たな人形交流が行われ、滋賀県にも10体が贈られました。
総会当日はその戦後に贈られた10体すべてが会場に集まり、展示されました。
またこの日は、人形を持つ学校・団体の方々とともに、作家・今関信子さんの講演を聞き、フレンドシップドールの歴史や平和への願いについて理解と学びを深めることができました。
「フレンドシップドールネットワーク滋賀」は、こうした人形を持つ学校や団体が集まり、平和教育の工夫や取り組みを共有し、県内での絆を深めていくことを目的としています。


