サマープログラム参加 保護者様のお声

2020年度サマープログラム参加の保護者様から、子どもがキャンプを参加した後も楽しくて、とても喜んでいたとお電話でお話しくださいました。後日、その内容を感想文にまとめてYMCAにお送りいただきましたので、皆さまにも紹介いたします。

息子がびわこアクティブキャンプに参加して

お伝えしたいこと、感謝したいことがたくさんありすぎます。
頭に浮かんだまま、書かせていただきました。書ききれていませんが・・・。

 8月7日、私が、キャンプの解散場所で、真っ黒に焼けた息子に「お疲れ様やったね。おかえり」と声をかけると、「僕、もう、今なら誰とでも友達になれるわ!自信あるねん!」と大きな声で話してくれました。私としては「え?」と大変驚きました。日頃は、『友達』よりも、『ゲーム』の息子だからです。「何があったんだろう・・・」と不思議に思いました。そのあと、すぐに、マイクリーダーから報告を受けました。「初日の夜は、少しホームシックにかかられました」「活動中に凹んでいたときには、キャンプ中ですし、少し、しっかりしてほしいと思ったので強く言わせてもらいました」「アルミ缶でゆで卵を作るときは、一番きれいに作ってくれたのでびっくりしました」と話してくださりました。どれも、息子の特性にピッタリだったので、「一事が万事やな・・」と思いながら聞いていました。

車の中では、「コンビニ寄って!甘いものが食べたい!」「今なら出会う人、誰とでも友達になりそうで危険やぁ~」と大興奮でした。家に帰ってからも、キャンプ中に起こった出来事や、マイクリーダーの事、友達の事・・堰を切ったように話してくれました。息子独自の視点というか、「あ~ 君なら、そこに注目するだろうね・・」という彼の独特の感性話を聞かせてくれました。

例えば・・

・生まれて一回もゲームをしたことのない子がいた。
・初めて プライベートビーチと言うところに行った。
・外国人が通う学校に通っている友達がいた
・貝殻には寄生虫がいた。しばらく置いとくと、寄生虫が死ぬこと。
・ラッシュガードを持っていないのが、恥ずかしかったが、もう一人の友達も持っていなくて安心した。
・スクール水着は自分だけで、水着が短くて恥ずかしかったけど、最後には、

 足全体が日焼けして、カッコイイと思えた
・キャンプの歌を覚えた(車中で歌ってくれました)
・このキャンプの歴史は長いこと
・最終日、早く目覚めて、友達と二人で朝日をみた。

 空全体がオレンジ色になっていて、その中に、見たこともない大きな丸い太陽があった。
・カヌーは楽しかったけど、片づけるとき、メチャメチャ重くて手がちぎれそうだったこと
・ゴキブリをみんなで、ほうきを使って追い払うゲームが無茶苦茶楽しかった。
・友達からエッチな歌をおしえてもらったこと。

マイペースな息子にとって、5泊6日というのは、肉体的にも精神的にも辛い体験だったはずなのですが、息子の口からおもしろかった出来事ばかりを聞かせてくれました。辛い経験を話すのは恥ずかしいのかもしれませんが。

家に帰ってからの息子の名言です

「家は天国やな~自由がある~」
「お風呂(湯舟)は 最高やな~天国や~」
「家にはクーラーもあるし、ゴキブリも出ないし、天国やな~」
「今日は熱中症注意報?? 僕らは、この暑い中で火おこししたんやで(笑)」

「クーラーなんてなかった。扇風機だけや。それも、僕には風が届かなかった」
「あ~おなかいっぱい好きなもの食べれる~」。
「家のごはんは、おいしいなぁ~」

まるで、キャンプが地獄だったかのような物の言い方に、大笑いしています。

息子の嫌いな食べ物は、白米・トマトです。でも、その事を最初に言い出せなかったらしく、我慢して食べたこと。トマトも、握りこぶしくらいの大きさで、食べたら意外とおいしかったこと。


今までは、食卓の料理を見ては「僕の好きなものが無い~何食べたらいいの~?」と言っていましたが、今では、「家のごはんは、おいしいな~」と行ってくれるようになりました。

そもそも、キャンプに参加させようと思ったのは、「自分の後始末が全くできない」「不平不満をいいすぎ」という課題を克服してもらいたかったからです。
ですから、キャンプはさぞかし息子にとって辛い時間だっただろうなと思っていました。

そのため、「switchゲームもなかったし、暇やったやろ?」と聞くと「せんならんこと(しなければならない事)が多すぎて、暇なんかなかった。家の手伝い(1日1回の皿洗い)なんか、へーみたいに感じるわ。1日3回、自分で洗わなあかんのやで!自分のことは全部を自分でしなあかんのやで!」と、つらい体験を自慢話のように話してくれました。

夫も「よー頑張って乗り越えよったなぁ・・」「キャンプに行ってから、なっか、一皮むけたな」「ほんまに 真っ黒やな・・普通の子は白いで。」と感心しています。皆様のサポートがあってこその体験だったと理解しています。
貴重な体験をさせてくださって本当にありがとうございました。

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