わくわくアクションクラブの8月プログラム報告

 わくわくアクションクラブ8月プログラムは、桐生キャンプ場周辺(大津市)にて川遊びを実施しました。緊急事態宣言発令により急遽、現地集合解散に変更となりました。送迎や集合解散時の待機など、ご協力ありがとうございました。
集合が完了し、グループごとに移動をしているときから、「はやく川に入りたい!」「まだ行かへんの?」とうきうきしているお友だちの姿がたくさん見られました。
今月のプログラムでは「全身を使って水と触れ合うことで、水辺で感じられることに気づき親しみを持つ」「リーダーの働きかけをきっかけにお友だち同士で会話をする」をねらいにプログラムを行いました。
 川辺に着くと、あくちゅん(わくわくアクションクラブのキャラクター)がやってきて「水遊びをしたことがないから、水について教えてほしい!」とお願いされました。水についてあくちゅんの知りたい内容が書かれた3つのくじ(水の音、水の流れ、水の中)をグループのリーダーが引いてグループで調べるお題を決めました。グループで調べることが決まると、「いいよ!」「あくちゅんのために頑張る!」と川遊びに行きたい気持ちはさらに高まったようでした。その後、「ぴよぴよちゃん」という真似っこ遊びを通して準備体操を行いました。みんなニコニコした表情でザリガニやカエル等の動きを真似していました。
 グループの時間が始まると、「冷たい!」「歩きにくい!」と慎重に川に入るお友だちや「あっち行こう!」「リーダー、僕もぐれるよ!」と水の中に積極的に入っていくお友だちと様々な反応が見られました。リーダーの声掛けによって手をつないで輪を作り、一緒に水に入るグループやリーダーに水をかけて濡れることに慣れたグループなど、すぐに水遊びに熱中していた様子でした。水に入ることを少し怖がっていたお友だちも、リーダーやお友だちと手をつないで入ってみることで、徐々に水に入れるようになっていました。また、遊びの中であくちゅんからのお題に対してグループでお話する姿が見られました。「水の音」に対しては水のかけあうことや水面を木の枝や手で叩くことなどを試し、どんな音がしたか、みんなが言葉で表現することができました。「水の流れ」のお題では「葉っぱを流してみよう!」とお気に入りの葉っぱを見つけて流してみたり、葉っぱを砂で作った水路に流してみたりと様々な方法をグループで提案し、実践していました。さらに、流れが強い段差に座り「後ろから押される!」と感じたことを言葉にしていました。「水の中」のお題では水の中に顔を付けて何が見えるか観察しました。落ちている葉っぱや石を探すことで場所によって川底の砂や石が場所によって大きさが違うことに気付きました。顔をつけるのが怖かったお友だちはグループのお友だちに「一緒にやろう!」と声をかけてもらい、挑戦することができました。
 たくさん水遊びをしたあとは、お昼ご飯の時間です。グループでの活動も5月から4回目となり、少しずつ仲良くなってきたようで、どのグループもご飯を食べながら楽しくみんなでお話する姿が見られました。
お昼ごはんを食べた後、川遊びを再開しました。少し場所を変え、森の中の流れが緩やかな場所に移動しました。川に入るとすぐに子どもたちの楽しそうな笑い声が聞こえてきました。リーダーに掴まって少し深いところに浸かることが楽しかったようで、何回も繰り返し遊ぶグループもありました。グループ全員でリーダーにしがみつき、みんなで水に入ったときには「これおもしろい!」と笑顔で話していたお友だちもいました。また、「魚を探そう!」と潜ったり、水面をじっくり観察したりして、水辺の自然にも注目することもできました。残念ながら捕まえることはできませんでしたが、魚の姿を見ることができたお友だちもいて、とてもうれしそうにしていました。
 振り返りの時間にはあくちゅんに水のことを伝えるために、お手紙を書きました。川遊びで感じたことを絵で描いたり、文字で書いたりと子どもたち一人ひとりが自分なりに考えて表現していました。最後のオリエンテーションで登場したあくちゅんもみんなから手紙を受け取ってとてもうれしかったと話していました。それを聞いた子どもたちもとても満足した表情でした。
 8月プログラムでは、お友だち同士の関わりがいろいろな場面で見られました。特に、グループお友だちの名前を呼んで「〇〇ちゃん、一緒に行こう!」「〇〇くん、こっちだよ!」というような声掛けをして、話しかける姿が多く見られました。声掛けだけでなく、「〇〇しよう!」「じゃあ、〇〇もしよう!」といった会話をするお友だちも以前より増えてきました。リーダーと話すだけでなく、お友だちのことを認識し、少しずつ一緒に話したり遊んだりすることができたプログラムになりました。
 当日は青空が広がり非常に暑い1日になりました。水温も比較的温かく、寒そうにする子どもはほとんど見られませんでした。大きな怪我などもなく、1日中安全に元気いっぱい遊ぶことができました。

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