アドベンチャー in Natureの12月プログラム報告
アドベンチャー in ネイチャーチームの12月プログラムは、「すべてを見渡せ!伊吹山チャレンジ」と題し、滋賀県米原市伊吹山へ登山いたしました。
今回のプログラムは、久々の登山になり、6月プログラムで登った金勝山(こんぜやま)より標高の高い山になります。これまでのプログラムで学んできた地図読みやコンパスワークなどの技術を駆使してグループで協力して登山を行い、また、伊吹山は琵琶湖全体が一望でき、これまでに歩いてきた、近江今津、新旭、長柄山、金勝山を見渡せることができます。1年かけて歩いてきた道のりを思い出しながら登山を楽しむようにプログラム内でも時間をもつこととしました。
まず、草津・近江八幡・石山で集合、米原駅で全員集合しました。つぎに米原駅から近江長岡駅まで、バスに乗り継いで伊吹山登山口まで移動しました。バスの車窓からも伊吹山の大きな山容をみることができ、登山に臨む気持ちは高まっていきました。ふもとでオリエンテーションを行なって、今月の目標と登山の注意を確認してから、グループごとに登山を開始しました。
当日の天気はすこし曇りがちでしたが、おおむね晴れの中でプログラムを行うことができました。秋の終わりで肌寒い中での登山を予想していましたが、比較的気温は高く、ぽかぽかした中で登山することができました。
こじ(小嶋)リーダーのグループは常にチームの先頭に立って登ることができました。最終的に6合目まで全員荷物をかついで登り切ることができました。ふじ(松藤)リーダーのグループは、どこまで登れるか少し心配だったようですが、みんなで励まし合いながら、時には声がけを行なって6合目まで登り切ることができました。はむ(平野)リーダーのグループは一番後から、地図やコンパスで現在位置を確認しながら確実な足取りで登り切りました。途中からとてもお腹が空いてきていた様子で、5合目の広場で昼食を行いここまでの登山としました。6合目までは登りませんでしたが、みんなここまで辿り着いたことに満足しているようでした。
今回の登山では、グループで力を合わせて、伊吹山の頂上を目指したいところだったのですが、公共交通機関を利用しての移動となりましたので、子どもの足でたどり着ける範囲での登山としました。結果として6合目までの登山となりました。あと1時間、電車とバスの時間に余裕があれば、今の子どもたちの体力でも十分に頂上まで登り切れそうな勢いでした。
下山も子ども達の体力はバッチリと残っており、リーダーから「もっとゆっくり降りて〜」という声が、あちこちから聞かれました。少し早く下山ができたので、ふもとの神社で鬼ごっこなどをして(まだまだ遊ぶ元気がありました)、チームのみんなで楽しみました。その後、グループごとに今日のまとめを行い、チームで誕生日のお祝いと次回のプログラム案内を行い、伊吹山を後にしました。近江長岡の駅からさっきまで登っていた伊吹山を見ることができ、小さく6合目の避難小屋(ここまで登った)を確認できたことが印象に残りました。
5月に今年のアドベンチャー in ネイチャーチームが集まって色々なところを歩きましたが、ここまでたくましく登山を行えるとは、私たちも思っていませんでした。個人個人の体力には差はあったのですが、チームのみんなに、がんばって付いていこうという気持ちと、自然と出てくるチームやグループのみんなへの温かい言葉(はげまし)が結果につながっているのだと思いました。