わくわくアクションクラブの1月プログラム報告

 わくわくアクションクラブ1月プログラムは、いちご園フェリーチェ(野洲市)にていちご狩りを行いました。今月のプログラムでは「いちごの特徴を知ることができる」「お友だちと思いを伝え合うことができる」を目標にプログラムを行いました。
朝から「いちご狩り楽しみ!」「はやく食べたいー!」と、楽しみでたまらない様子の子どもたち。リーダーからは「いちご狩りの前にグループみんなで遊ぼう!」という提案があり、野洲駅近くの公園で「わくわくまねっこリレー」と題して、グループ対抗で様々な走り方による勝負を行いました。あくちゅんポーズ、カエル飛び、けんけん、スキップ、ザリガニ歩き、うさぎ飛び、いちごポーズといった7種類をグループ内で誰が担当するかを話し合いました。「私は1番目がいい!」「いちごのポーズしたい!」など自分の意見を伝えるお友だちが以前より増えてきました。さらに、他のお友だちと希望が被ったときに「僕はやっぱり2番目にする」「1番目やっていいよ!」など譲っているお友だちも見られました。リレー本番には自分のグループのお友だちが走っているときに「頑張れ!」とたくさんの応援ができました。その結果、順位に関係なく結果発表のときにはどのグループも喜ぶ様子が見られ、全員で楽しんで活動ができました。
 リレーが終わると、毎月恒例のチームキャラクターのあくちゅんがやって来ました。今月はいちごの帽子を被って登場し、子どもたちもやっといちご狩りに向かえるということがわかったようで目を輝かせていました。あくちゅんからは「いちご狩り楽しんできてね!いちごのことについて教えてほしいから最後にグループごとに前で発表をしてほしいな」とお願いされました。このお願いを叶えるためにみんなでチームの掛け声をし、元気よくいちご園に向けて出発しました。車で移動し、いちご園に到着すると「早く行こうよ!」「まだ?」と待ちきれない様子でした。
いちご園に入り、いよいよいちご狩りのスタートです。今回、いちご園フェリーチェの施設の方に協力いただき、一般のお客様との接触がないように広いいちご園の一部のレーンを貸切にしてのいちご狩り、アルコール消毒やビニールハウス内の換気など様々な対応をしていただきました。滋賀YMCAとしても、いちごを食べる時間と観察する時間を分けたり、各グループ一定の間隔を保ちながらいちごを頂くことにしたりとルールを決めて活動を実施させていただきました。
子どもたちはいちご園の方やリーダーから教えてもらったいちごの見分け方を使って、「これ真っ赤だから美味しそう」「僕は大きないちごを見つけたよ!」などお気に入りのいちごを発見していました。さらに見つけたいちごを近くにいるお友だちに「こんなのあったよ!」と話しかけるといった関わりも多く見られました。美味しいいちごを探すために様々な場所に行くお友だちもいれば、赤色のいちごがたくさんある場所でたくさん食べるお友だちもいて、それぞれの楽しみ方でいちご狩りを堪能していました。そのためいちごを食べているときはどの子どもたちも笑顔いっぱいでニコニコしていました。また、いちごの観察も行いました。いちごの特徴を知るためのヒントが書かれたくじ引きを行い、そこに書かれたこと(葉っぱ、匂い、味、色、形など)についての観察をしました。お友だちと一緒に葉っぱやいちごの形などを見て、気付いたことについて話すことができました。いちごを様々な面から観察し、お友だちと話せたことで「美味しいいちごは真っ赤でヘタがピンとしてるといいんだよ」「いちごを噛むと中身も赤色だった!」「緑のいちごは甘酸っぱいにおいがした」と新たな発見ができました。体験終了後には「10個も食べたよ!」など、いちごを食べたことや観察できたことに達成感を抱いているようでした。
いちご狩り終了後は、YMCAに移動して昼食と発表準備です。発表準備では「クイズがいい!」「私はいちごの味を言いたい!」とリーダーの提案をもとに自分の思いを伝えていました。実際にグループでリハーサルも行うことができたため、発表本番時には緊張が解け、堂々と発表しているお友だちが多く見られました。本番では全グループがクイズを選んで発表を行いました。前に出て大きな声で発表できたりいちごについて感じた自分の考えを発表できたりとグループごとに工夫した発表時間を過ごしました。発表を考えることや聴くこと、いちご狩りの体験を通して一日でいちごの特徴を知ることができました。
1月プログラムではいちご狩りを通してグループのお友だちに「こんないちご見つけたよ」「これ見て!」と話しかけることやそれに対して「どこにあったん?」と返事をするといった会話が以前より増えました。リレーや発表練習といったプログラムでもお友だちと自分の思いを伝え合う姿が見られました。そしてグループから離れたお友だちを見つけると「こっちやで」「一緒に行こう!」と自分から呼びに行くお友だちも増えてきました。このようにお友だちのことを考えた行動や名前を呼ぶことができる場面が増え、グループ意識がより深まった活動となりました。
 次回のプログラムは今年度最後の活動として3月に国立曽爾青少年自然の家(予定)にて「ファイナルプログラム」を行います。わくわくアクションクラブ、最初で最後のお泊りのプログラムです。他のチームのお兄さんお姉さんもいる中での活動となるので、年上のお友だちと関わることもできればと考えています。お友だちとの活動を楽しむことや自分の思いを大切にし、伝えられるようにリーダーたちみんなで精一杯準備していきます。3月プログラムでも元気にお会いできることを楽しみにしています。

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