8月6日広島原爆投下・平和祈念の日

 75年前の8月6日、マリアナ諸島のテニアン島から離陸したB29「エノラ・ゲイ」が原子爆弾「リトルボーイ」を広島上空から早朝(8時15分)の町に投下しました。広島市の人口35万人のうち9万人~16万6千人が被爆から4か月以内に死亡したとされ、その後の広島への救援・来訪者も含め56万人が被ばくしたとされます。 それから75年。多くの被爆者が命を落とし、今なお原爆症といわれる後遺症ややけどの傷を抱えた高齢者が、健康被害と差別に苦しんでいます。命からがら生き残った人々は健康被害とともに、人々からの厳しい差別にさらされたそうです。職業の選択や、日々の生活は無論、私の妻の叔母は長崎で被爆をしたためにそのことが知れて婚約は破断にされたということです。兄妹たちは長らく体の不調とも戦ってきたそうです。 先日原爆投下後に降ったとされる黒い雨による被ばく者認定裁判が広島地方裁判所により裁定が出され、国に原告84名に被爆者健康手帳の交付を命じました。この結果を国が控訴するのかどうかが注目されています。健康被害を受けていながら証明されないと放置され続けた方たちの苦しみがこれからも続かないように祈ります。
 2015年NHKの「NHKスペシャル『その日きのこぐもの下で何か起きていたのか』」を見ていない方はぜひ見てください。投下後の広島市内・御幸橋を映した2枚の写真と証言などとともに作られた再現CG映像は心を揺さぶられます。この時に命の選別も行われていた、その時をぜひ見ていただけたらと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=oCjpgbd1xf4
さあ、皆さんはどう見られましたか?
 明日を迎える私たちは、アメリカに恨み言を言うのではなく、人間の互いの憎しみ合いが引き起こす悲惨な結果に目を向けるべきと思います。平和平和というけれど、真の平和とは何なのか、コロナ下でも現れる差別や非難攻撃など、人間の憎悪や怒り、警戒心が吐き出す様々な「毒」を私たちは感じ、これらに対して祈り、思い合える世界を作り出さなばなりません。(そのような子ども達の教育に携わらねばなりません) 唯一の被爆国日本が世界に核兵器廃絶のメッセージを出す国となるように。失われた多くの魂と今も苦しむ被爆者たち、そして世界の様々な場所での憎悪の戦いの中にある人々に平和な時が一刻も早く来るように、8月6日を迎えて心からお祈りできるYMCAリーダーでいていただきたいと思います。お祈りしましょう。そして8月9日長崎の日を迎えます。

2020年8月5日 久保田展史

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