アドベンチャー in Natureの5月プログラム

 アドベンチャーin Natureチームの5月プログラムは、滋賀県高島市の赤坂山へ出かけました。今回、子どもたちには少しハードな山に挑戦するので「ポジティブ登山」を目標に登山を行いました。しんどい時も励まし合って登ったり、グループのお友だちとペースを合わせたり、登りやすさのコツなどを他のお友だちに声かけるなどして、チームで協力して登ることが目的です。また、登山でのリュックの背負い方や靴ひものほどけにくい結び方など、装備に目を向けたり、山での歩き方についてもリーダーから説明がありました。

 今回は、滋賀県北部の赤坂山がプログラム地になるので、彦根集合のお友だちは北回りで、近江八幡と草津と石山集合のお友だちは南回りで移動し、JRマキノ駅にて合流しました。近江八幡のお友だちは北回りで帰るため、電車でびわ湖一週を楽しむこととなりました。

 JRマキノ駅で合流し、バスを待つ時間で今日のプログラムのオリエンテーションを行いました。あいさつと月目標の確認を行い、「ポジティブ登山」を行うための動機付けを行ました。なびリーダーとふじリーダーのおもしろ可笑しい説明で気分を盛り上げました。乗り合いバスにのって登山口のある「マキノ温泉さらさ前」まで乗車しました。プログラム当日は大変天気がよかったので、沢山のハイカーが同乗されていました。

 (10:23)マキノ温泉さらさ到着、登山のマナーや登り方を伝えてグループごとに出発しました。恒例のアドベンチャーコールで出発しました。出発は標高187m。(10:34)赤坂山登山口に到着しました。ここでリュックを背負い直したり、靴ひもを調整したり、トイレ休憩を済ませ、いよいよ登山開始です。赤坂山は花崗岩で構成されている山で、花崗岩地特有の植物や多雪地特有の植物が分布していて「花の山」として知られています。まずは、中間地点の「武奈の木平」を目指します。登り初めから急登と階段になり大人でも息が切れるような山道がつづきました。同じルートを登っている年配のパーティーから子どもたちに応援の言葉がかけられることもありました。山の中では朝早くから登山しているパーティーとすれ違うことが度々ありましたが、アドベンチャーチームのお友だちは「こんにちは!」と、しっかりと挨拶が出来ていたので、すれ違いの方々から褒めていただく場面もありました。(11:17)先頭のグループ(男子のなびグループ)が「武奈の木平」に到着しました。標高483m。コースタイムでは大人で40分ほどの道のりでしたが、少し遅れた程度でした。みんな良く頑張って登ってくれたと思います。つづいて、女子のきこりんグループと男子のふじグループが到着しました。ここで三角点を確認して登山を続けました。(11:55)標高620mの地点に着きました。ここでお昼ご飯です。登りはじめから「おなかすいた」という声が多かったので待望の昼食です。35分程度食事と休憩をとって登山をつづけました。ここから粟柄(あわがら)峠の手前にある鉄塔まで急登を登ります。山頂からの稜線が近づきこの場所特有の風も強まってきました。また、回りの植物もアカマツ林から低木に変わっていきました。(12:43)粟柄峠手前の鉄塔に到着しました。ここからはリュックサックを置いて山頂まで軽装で登りました。グループで励まし合いながら山頂をめざしました。(13:13)赤坂山山頂に到着しました。標高は823.6m。山頂も大変天気が良く、ふもとのマキノの街やびわ湖の奥まで見渡すことができました。とても風がきつかったので、立っていても吹き飛ばされそうな感じになり、みんな大興奮でした。グループごとに記念写真をとって下山を開始しました。(13:26)粟柄峠の鉄塔まで戻ってきました。しかし、ここから少しづつペースが落ちだしました。武奈の木平に14:32、登山口に15:10となり、帰りのまとめを行うことなくバスに乗り込んで登山終了となりました。各ポイントへの到着は下山まで予定通りだったのですが(登りの急登で予想以上に体力を使ったためか)下山のペースが上がらず、タイムスケジュールは遅れていきました。参加の子どもたちには負荷をかけることとなりました。また、2名ほどバスに間に合わずタクシーで駅まで追いかけることとなりました。今後、プログラムに際しては全行程を通して、これまで以上に子どもの体力を配慮し計画を行ってプログラムに臨みたいと考えます。帰りの電車ではみんな比較的元気でしたので、少し安心いたしました。最後は慌ただしい登山となってしまいましたが、登山では目標の「ポジティブ登山」ができ、みんな前向きに登山に取り組むことができました。終始笑顔で楽しみながら登る姿がとても印象的でした。

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