アドベンチャー in Natureの12月プログラム

 アドベンチャーin Natureチームの12月プログラムは、滋賀県多賀町の滋賀YMCA 風の谷アドベンチャーキャンプ場にて、これまで数回にわたりロープワークに取り組んできましたが、これらのプログラムの集大成でもっと複雑で大きな物を作ることに挑戦しました。今回のテーマは、「ロープワークの集大成!世界に一つだけのものを作ろう!」ということで、グループで協力して「立ちかまど」を作製しました。今までに身につけた技術に自信をもって取り組んだり、他のお友だちと結び方などを教えあったり、全員が役割をもって取り組むことを目標としました。

 いつものように各駅で集合して、近江八幡駅から観光バスに乗って、風の谷アドベンチャーキャンプ場まで移動しました。途中にゲームをしたり、グループタイムで今回のプログラムで何をするのかを話し合ったりしました。1時間ほどでキャンプ場に到着し、みんなで資材や備品を運びました。到着後、今月のねらいやプログラムについてのオリエンテーションを行い、今日の流れを確認しました。まず、①みんなで協力して「立ちかまど」を作る ②昼食(弁当)を食べる ③出来上がった「立ちかまど」を使って火付けを行う ③みんなが暖まるように先月も作った「豚汁」を作る・・・とけっこう忙しい一日になりそうです。

 「立ちかまど」の作業に取りかかる前に、ロープワークの博士が今月も出てきてくれました。博士が言うには、これまでにアドベンチャーin Natureのみんなが、憶えた「本むすび」「巻きむすび」「自在むすび」「もやい結び」に加えて、新しい結び方を3つ憶えないといけないそうなのです。木材と木材を組む結び方で、「はさみしばり」「角しばり」「筋かいしばり」の3つを憶えないといけないということで、博士からいつものように教えてもらいました。ロープを角材に巻きつけてギュっとしばり混むのがコツです。みんなこれまでのロープワープで結び方に慣れてきたのか、すぐに習得することができました。

 グループに分かれて「立ちかまど」の製作に取り組みました。最初は基本的な構造となる三角形の部品を2つ作製します。それぞれの大きさやロープをしばる位置を間違えると格好悪くなり、最悪つぶれてしまうのでしんちょうにロープをしばって基本の部品を作製しました。次にその2つを角材でつないで、それぞれを「角しばり」で固定します。簡単そうに見えていてもしばる箇所は結構あるので、みんなで分担して作業を行いました。最後は全体の強度を強めるために筋交い(すじかい)をいれ、火をつける台の「すのこ」を固定して完成です。苦労した甲斐があってどのグループも格好いい「立ちかまど」が完成しました。

 みんなでお昼ご飯を食べたあとは、がんばって作製した「立ちかまど」を使って火をおこしをしました。そして「豚汁」をつくりました。かまどにいつものように木を組んで着火しました。寒かったのでなかなか火が付かないグループもありましたが、なんとか「立ちかまど」を使って火をおこしができました。次に「豚汁」の具材を切ってかまどに鍋をセットしました。火が強すぎたのか、少しかまどが燃えてしまったグループもありましたが、どのグループもおいしく「豚汁」ができ、残さずにいただくことが出来ました。

 食べ終わったら、みんなで記念撮影をして後片付けを行いました。「立ちかまど」は使用後は角材に戻しましたが、またの機会にキャンプ場でかまどをつくってキャンプができればいいなと思いました。

 帰りのバスの中では振り返りと今月のバースデーをみんなでお祝いしました。大変忙しい一日になりましたが、これまでのプログラムの集大成となり、どのグループも「立ちかまど」と「火付け」と「豚汁」ができて、とても達成感があったのではないかと思います。グループもすごくまとまっていて、みんなで楽しくワイワイと晩秋の一日を過ごすことができました。

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